1ミリオンの貯金でリタイアしたら、その後、何年生きられるか?

こんにちは、杉原です。

今回は、少し前にSNSで話題になった内容です。

アメリカ在住の方は、将来の老後どこで過ごしたいかを知るには、とても興味深いデータになると思います。

今回の内容ですが、

▼1ミリオンの貯金で何年間生活出来る?


1ミリオン(1ドル130円なら1億3000万円)の貯蓄があったら、引退したら、働かなくても何年間生活出来るかのデータを見てみたいと思います。

もしかしたら、お住まいのエリアによっては、ガッカリしてしまう人もいるかもしれません。

まずは、各地域、西海岸、南、中西部、南東、北東エリアでは大きく変わりないように見えますが、具体的な年ではとても大きな差があります。各都市の詳細は後でお伝えしたいと思います。全部で50都市の詳細をお伝えしています。

全米を大きく、5つのエリアで見ると、こうなります。

▼全米各5エリアの平均では?

西海岸→17.5年間(最短)
☑南→31.2年間
中西部→34.8年間(最長)
☑南東→29.2年間
☑北東エリア→22.9年間

 やはり西海岸は、生活費が高いイメージがあります。

平均的なアメリカ人は、14年間~17年間の退職貯蓄を必要としているようです。これを念頭に置いて、平均的な退職者にとって100万ドルの節約で十分でしょうか?

それを検証してみます。

平均的な生活費は国や州によって異なるため、最終的には住んでいる場所によって異なります。この図は、GOBankingRates.comというサイトのデータを使用して、米国の人口が最も多い上位50の都市で100万ドルの退職貯蓄が何年続くかを示しています。

あるユーザーが正しく指摘しているように、この分析では100万ドルの利息は考慮されていません。それを考慮すると、上記の計算は非常に控えめな数値と見なすことができます。

アメリカでは、50の都市で100万ドルがどのくらい続くかこのデータをまとめるために、GOBankingRatesは、労働統計局のデータとSperling’s Best Placesの生活費指数を使用して、各都市の65歳以上の人々の平均支出を計算しています。

その後、その数字は平均的な社会保障収入を説明するために減らされました。次に、GOBankingRatesは、100万を各都市の最終的な数値で割って、各場所で100万ドルが何年続くかを計算します。

おそらく当然のことながら、カリフォルニア州サンフランシスコが今回、最も高価な都市として登場しました。100万ドルの退職貯蓄はサンフランシスコで約8年間のみです。これは、典型的なアメリカ人が彼らの退職金を持続させるのに必要な時間の約半分です。サンフランシスコはかなり短いですね。つまり、全米の中でも、数値上ですが、すぐに1ミリオンが無くなってしまうという事です。

それでは早速、ランキングを見てみましょう!50都市です。

▼具体的な都市名 ランキング50都市

上の画像は以下の通りです。

1ミリオンあったら、何年間生活が出来るのか?

1位 メンフィス テネシー州 45.3年

2位 エルパソ  テキサス州 40.3年

3位 ウィチタ カンザス州 39.7年

4位 タルサ オクラホマ州 38.8年

5位 インディアナポリス インディアナ州 38.6年

6位 ミルゥオーキー ワイオミング州 37.6年

7位 オクラホマシティ オクラホマ州 37.3年

8位 コロンバス オハイオ州 37.2年

9位 カンザスシティ ミズーリ―州 36.7年

10位 デトロイト ミシガン州 35.8年

11位 バルチモア メイン州 35.3年

12位 ルイスビル ケンタッキー州 35.3年

13位 サンアントニオ テキサス州 34.4年

14位 オマハ ネブラスカ州 34.3年

15位 アルバカーキ― ニューメキシコ州 33.6年

16位 ツーソン アリゾナ州 33.3年

17位 ジャクソンビル フロリダ州 32.3年

18位 ニューオリンズ ルイジアナ州 30.8年

19位 ヒューストン テキサス州 30.8年

20位 シャーロット ノースキャロライナ州 29.6年

21位 フォートワース テキサス州 29.3年

22位 アーリントン テキサス州 28.8年

23位 フィラデルフィア ペンシルベニア州 28.6年

24位 ナッシュビル テネシー州 28.5年

25位 ダラス テキサス州 28.4年

26位 ローリー ノースキャロライナ州 28.2年

27位 フレゾノ カリフォルニア州 28.1年

28位 フェニックス アリゾナ州 27.6年

29位 メサ アリゾナ州 27.4年

30位 コロラドスプリング コロラド州 27.3年

31位 ヴァージニアビーチ ヴァージニア州 26.9年

32位 ミネアポリス ミネソタ州 26.6年

33位 シカゴ イリノイ州 26.4年

34位 アトランタ ジョージア州 26.3年

35位 ラスベガス ネバダ州 24.8年

36位 サクラメント カリフォルニア州 22.9年

37位 オースチン テキサス州 22.7年

38位 マイアミ フロリダ州 21.7年

39位 デンバー コロラド州 20.4年

40位 ポーランド オレゴン州 20.0年

41位 ワシントン ワシントンD.C 16.4年

42位 サンディエゴ カリフォルニア州 15.4年

43位 ロングビーチ カリフォルニア州 15.3年

44位 ボストン マサチューセッツ州 15.1年

45位 シアトル ワシントン州 14年

46位 ロサンゼルス カリフォルニア州 13.9年

47位 オークランド カリフォルニア州 13.8年

48位 ニューヨーク ニューヨーク州 12.7年

49位 サンノゼ カリフォルニア州 10.8年

50位 サンフランシスコ カリフォルニア州 8.3年

となりました。

▼テキサス州とカリフォルニア州比較

ちなみに、テキサスは7都市入っています。青字です。
テキサス内では、お金がかからない順番としては、

【テキサス州】1ミリオンあったら、、、、
2位 エルパソ  テキサス州 40.3年 生活出来ます。
13位 サンアントニオ テキサス州 34.4年
19位 ヒューストン テキサス州 30.8年
21位 フォートワース テキサス州 29.3年
22位 アーリントン テキサス州 28.8年
25位 ダラス テキサス州 28.4年
37位 オースチン テキサス州 22.7年 となります。

一方、

【カリフォルニア州】1ミリオンあったら、、、、
27位 フレゾノ カリフォルニア州 28.1年生活出来ます。
36位 サクラメント カリフォルニア州 22.9年
42位 サンディエゴ カリフォルニア州 15.4年
43位 ロングビーチ カリフォルニア州 15.3年
46位 ロサンゼルス カリフォルニア州 13.9年
47位 オークランド カリフォルニア州 13.8年
49位 サンノゼ カリフォルニア州 10.8年
50位 サンフランシスコ カリフォルニア州 8.3年

参考までに、これからTXとの2強とも言われる、フロリダも調べてみました。
2都市しかありませんでしたが、

【フロリダ州】
17位 ジャクソンビル フロリダ州 32.3年
38位 マイアミ フロリダ州 21.7年 とのことです。

フロリダは引退した人がたくさんやって来る街で、湿気が多くて、乾燥した肌の方や、おじいさん、おばあさんには過ごしやすいエリアと言われています。

この様に、州によって、えらく違ってきます。
カリフォルニアは人気なところのため、特に住居費が高いため、ランキングはあまりよくはありませんが、お金を持っている方には住みやすいエリアなのかもしれません。気候はお金に換えられません。

▼サンフランシスコはわずか、8年間弱

カリフォルニアで、そして全米で1番コストが高い、サンフランシスコ。

1ミリオンがあっても、8年弱しか生活が難しく、高い生活費の大きな要因は、その住宅費です。Sperlings Best Placesによると、サンフランシスコの住宅は全国平均のほぼ6倍、カリフォルニア州全体の3.6倍の費用がかかります。年収が1500万円では低所得者として当てはまり、家族がいると、最低2000~3000万円はないと生きていけないとも言われています。その30~45%くらいが、住宅費にかかっていることが多いです。

リストの上位5つの最も高価な都市のうち4つはカリフォルニアにあり、ニューヨーク市が唯一の外れ値です。ニューヨークはランキングで3番目に高価な都市であり、100万ドルが約12 . 7年の退職者に続くと予想されています。

ロサンゼルスも非常に期間が短いため、資金がないと、401Kなどがあったとしても、いつまでも働かないといけないということになると考えられます。

一方、テネシー州メンフィスでは、 100万ドルの引退が45.3年続くことになります。これは、サンフランシスコで続くよりも約37年長くなります。メンフィスでは、住宅費は全国平均の約2.7分の1であり、食料品、健康、公共料金などの他の費用も全国平均をはるかに下回っています。

ただ、メンフィス市内の治安を知る事前に必要があると思います。すべてが良いという訳ではありませんが、メンフィスでも、郊外なら平穏なところもあるかと思います。

住んでいる場所に関係なく、後からではなく、早めに引退の計画を立てることが役立ちます。しかし、最近の調査によると、女性の41%と男性の58%だけが積極的に退職のために貯蓄しています。

しかし、一部の人にとっては、COVID-19は、将来の計画を開始するために必要な経済的な目覚めの呼びかけでした。実際、同じ調査では、回答者の70%が、パンデミックにより「長期的な財政にもっと注意を払うようになった」と主張しています。

これは、人々が以前よりも長生きしていることを考えると、朗報です。つまり、彼らの資金は一般的に長持ちする必要があります(または人々は人生の後半で引退する必要があります)。ただし、この図のデータが示すように、住んでいる場所は実際に必要な量に大きく影響します。

この内容が、今後、アメリカで住まれる方のお役に立てたら幸いです。少しでも早く、気づくとそれなりに将来の対策が出来ると思いますので、今後、どうすれば、貯金が良いのか、投資が良いのか考えることが出来ると思います。投資をしていかないと長く生きた時のリスクというのがありますので、投資は早いうちから進められることを個人的にオススメします。

今回の内容は以上になります。

最後までご覧頂きありがとうございました!

もし、その他関連の内容を知ってみたい方は、こちらもどうぞ!

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(プレナビからの一押し!)2記事あります!

【1】:【リアル】アメリカ物価ランキング <75都市>平均費用

【2】:【全米】Staycation 快適ランキング

今回、引用したサイトはこちらから

 

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