いまから約4年前に、
一大ニュースが発表されました!
「北米トヨタ、トーランスを去る」
2014年4月28日、北米トヨタは、
米国の本社機能をカリフォルニア州トーランスから、
テキサス州ダラス郊外のプレイノに移転すると発表したのです。
衝撃的なニュースでしたね。
えらいこっちゃです!
「トヨタの関係会社やトーランスの日本人マーケットはどうなるんだ?」
「日本人が減る」
と多くの方が思われたことでしょう。
それだけトーランス市民からしたら、トヨタの存在は大きなものでした。
トヨタ、まずはハリウッドでアメリカ進出
1957年8月米国カリフォルニア州法人である、
「TOYOTA Motor Sales,U.S.A, Inc.」を映画の街、ハリウッドで設立。(参照「トヨタ75年史」)
当時は、日本からアメリカにクラウン2台を輸出し、
広いとは言えない店舗を販売拠点としたのがハリウッドでした。
後に、住環境の良いトーランスに移転、
アメリカで車を生産するようになってからは、
ロサンゼルス、ロングビーチ港など、港を使う必要性が薄れ、
アメリカで自社の車を生産できるようになれば、
わざわざ日本から運ばなくても良いということになり、
トーランスからプレイノに本社機能を移転するニュース。
◆北米トヨタは、トーランスに代わる候補地探しに、全米で約100都市を1年以上のリサーチ、
そして、以下の4都市まで絞り、結果プレイノを選んだようです。
・①ジョージア州アトランタ、
・②ノースカロライナ州のシャーロット、
・③コロラド州のデンバー、
・④テキサスのダラス郊外 等が候補でした。
いま話題のamazon第二本社選びの様に、候補地となる都市がいくらかありましたが、、、
トヨタのプレイノ移転は、社員思いの事が決め手に!
カリフォルニアよりもプレイノは沢山のメリットがありました。
▼公立の学校区の良さ、治安が良い
▼大きな国際線と国内線の空港が2つもあること
▼質の高い生活環境、
▼まだまだ安い住宅価格、
▼トヨタの業務効率拡大、
▼教育レベルが高い、
▼資源やエネルギーが豊富、
▼法人に優しいビジネス環境、
▼所得税がかからないこと、etc…
様々な好条件を元に、
移転先をプレイノに決めたとのことですが、
特に、従業員や家族の方に、アメリカンドリームを象徴する様な立派な家に住み、
質の高い教育を子供に受けさせることが出来るということが
大きかったとも言われています。(大人の事情でここでは言えない理由もありますが….)
関係者に聞いたところ、ある日系企業では、月額2300~2500$の家賃補助(個人差あり)があり、
持ち出しで数百ドル追加すれば立派な家に住むことも出来ます。
例えば、月額2000~2500$あれば、
このような家が住めるのです。
どうでしょうか?
家賃2,000$で住める家(例)
家賃2,000$/月でこの豪邸。お屋敷かと思いました。
続いて、100$上がりまして、
▼家賃2,100$/月でこの規模!!
ヤバいとしか言いようがありません。
LAで2,100$だと。。。。ううう、、、考えられません。(><)
▼家賃2,500$/月
・・・6ベッド4バス(6つの部屋&4つのバス)
1家族でこんなに部屋必要なのか?と思う位。笑
家でメイドさんが雇える。
【余談】トヨタがあったトーランスで2500$/月あたりで探してみましたところ....
割とこじんまりとした家が引っかかりました。しかも、PLANOより家賃が高いし、狭いです(><)。
学区もプレイノより落ちるのですが、住む方が何を求めるかですね。
でも、やはりロサンゼルスブランドがまだまだ大きい。
おまけ)数百ドル追加(合計3,000$/月)するだけで、どうなるか?
とにかくデカいですね。築10年くらいの豪邸です。
天井がとにかく高い!お隣のフリスコ市やアレン市にも多い家のタイプです。
ちなみに、5部屋で、建物の広さ4127sqft(約116坪)です。
広すぎて掃除が大変ではありそうです。
学校区も非常に高い!
日本人が多く住むエリア(プレイノ北側)の学区も10段階の内、8~10と高いです。濃いほど学区が高いです。
▼日本人が多く住んでいる、プラーノ北側の「ラッセルクリーク公園」付近の場所を探してみました。
このあたりの子供たちが通う学校にも行きましたが、子供の多さには圧倒しました。
スクールバスの数も相当出ておりました。ちなみに下記は、「Jasper High school」です。
学区について調べる場合はこちら「Great School」
住所やZIPCODE(郵便番号)を入れると小・中・高校の学校について表示されます。
生産性の高い仕事をするためにも質の高い生活を!!
この様に、トヨタのプレイノへの移転は、
カリフォルニアの高い税金をカットすることや地理的な要件も重要ではありますが、
従業員や家族には、目に見えない部分においての充実感を感じて、
仕事を頑張ってもらいたいという思いが込められていたのではないでしょうか。
何よりも、夢がありますね。
理由は他にもたくさんあります。(2019/6/30追記)
・個人/法人税無し(0%)
・北米トヨタ本社から20~30分ほどで国際&国内線空港に行きやすい
(そして、アメリカのはじっこに移動するにも4時間圏内も可能*ハワイ・アラスカ除く)
・環境、治安の良い住宅街が近くにあること
・ダラス都市部(ダウンタウンなど)にも行きやすいこと
・気候、アメリカの中心部
・今後、アメリカ南部の中心になる可能性を秘めている(ヒューストンも候補ではある)
*北米トヨタ以外にも、NTTデータ、JCペニー、ドクターペッパー、フェデックス、ピザハットなど大手のHQ(本社)もここに。
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