北ダラスは人口は劇的に増加していることに伴い、市や行政では急ピッチで道路や建設などのインフラ整備を進めています。ダラスはほぼ車社会ですが、フリーウェイや有料道路の建設に時間がかかったりするため、電車やバスなどの公共交通機関も増やしていかないと対応できないとのことで同時に鉄道インフラ拡充も計画しています。
その中で、特に注目なのが、DART(ダート)という電車です。
*リチャードソンのフリーウェイ75付近を並行して走るDART↓
DARTについての過去の記事はこちら
昨年発表されたのですが、ご存知の方もおられると思います。
つまり、北ダラスに、新たな電車の路線が出来るんです。空港利用の方にはとても便利になります!
◆まず、従来の電車の路線ではこんな感じです。↓
中心地のダラス(ダウンタウン)から郊外まで各一本づつ繋がっています。オレンジ・緑・赤色のラインです。
いままで、DFW空港からプレイノまで電車で行く場合は、いったんダラスダウンタウン経由して一度乗換ないと行けないのです。(DFW空港から電車でプレイノまであまり行く人も少ないですが)
今回(昨年)発表になったプロジェクト名は「コットンベルトライン(Cotton Belt Line)」と言います。
新たな路線が出来ると、DFW空港から直接プレイノまで乗換なしに、遠回りせずに、(経由でキャロルトン、アディソンなど)へ行くことが出来ます。各郊外をまとめて繋ぐイメージです。このコットンベルトラインは、 DFW国際空港からプレイノまでの距離が約26マイル(42 km)です。黄色の横の線です。↓
↑先ほど登場した電車とは違って、この電車がコットンベルトラインを走るようです。先ほどの電車と比べると1車輌が長いですね。空港からのお客を乗車することも多いので、長めの車体にしているのかもしれません。ダラスフォートワース空港からダウンタウンプレイノまで電車が東西に通る計画です。これからはDFW空港からショートカット出来るかの様に、プレイノ(ダウンタウンプレイノ)まで行けます。途中ではキャロルトン、アディソン、リチャードソンなどに行けます。
今回新しい路線が出来ることで、DFW空港からプレイノまで「コットンベルトライン」路線開通で12駅ほど増える予定です。
まあ、とりあえず、このコットンベルトラインが出来上がり、プレイノ、リチャードソン、アディソン、キャロルトンあたりに新駅が12ほど出来るので、沿線では地価の上昇などで潤いそうです。
▼DFW空港の地下に電車が通ります。
▼東プレイノ(ダウンタウン)方面 コットンベルトラインは12stという駅が出来る予定です。
現在走っているDARTの駅(ダウンタウンプレイノ駅)は少し歩いたところにあります。
▼ダウンタウンプレイノ付近には沢山の企業が入っています。(企業は、西プレイノのトヨタが入るレガシー付近だけではありません。)
ポイントは、以下の様に、多くの企業の従業員が空港まで車無しでDFW空港まで1本で行けるのがミソです。プレイノから全米いたる都市まで数時間圏内で移動できるのです。
詳細は、今回の記事の一番最後の引用先からご覧いただけます。
今回のプロジェクト名である「コットンベルトライン(Cotton Belt Line)」ですが、
プレイノの南のリチャードソン市に「ベルトラインロード」と飲食店が多い有名な道路にちなんだのか。。
伸ばしたベルトの様に見えるかも。
「コットンベルトライン」は、今年から工事が始まり、2021~22年開業予定。
益々、工事や人が北ダラスに押し寄せます。この20年近くで、DFW圏内で住人が約300万人、働き手で約200万人ほど増えます。200~300万人って、大阪市(272万人)くらいの人口がそのまま増えるイメージです。
開通すれば、DFW空港からプレイノ(ダウンタウンプレイノ12st)まで一本で行けます。
DFW空港からプレイノまで車だと、30分くらいですが、意外に遠いんです。そして特に、DFW空港でレンタカーなど借りる場合は、空港からシャトルバスで15分くらいかかるので、空港でスーツケースをピックアップしてから実際にレンタカーに乗れるまでに少し時間(最低30~1時間)がかかります。DFW空港内のレンタカー会社に初めて予約を入れる際は、余裕を持って時間を指定してください。(国内線のダラスラブフィールド空港内のレンタカーは空港から近いのですぐ借りれます!)
世界各地の都市から、DFW空港への航路が増えて、益々、DFW空港がハブ化されるのが間違いないでしょう!ダラス市内に行くと、ヨーロッパやアフリカの様な色々な方が観光や移住先として来ています。
今後も、北ダラスに目が離せません。
ちなみに、現行のDARTは大手の近畿車輌さんが製造したみたいです。近畿車輌さんは、アリゾナやシアトル、ニュージャージー他アメリカの色んな都市の電車を製造しております。アメリカの電車でも、電車のつなぎ目の部分付近の上を見ると「KINKI SHARYO」とよく書かれているのを見ます。
◆今回のコットンベルトの情報の引用元:本記事の詳細はこちら
◆DART(現行の路線図)についてはこちら
この記事へのコメントはありません。