番外編)後編「本物のBBQ」とは?

こんにちは、
今回は第2回目で、前回の続きになります。

前回の内容は、非常に好評でした。→1回目記事はこちら
たくさんの方からの「イイネ」ありがとうございました。

今回は、まだまだ、BBQ(バーベキュー)にも知らない世界があるという内容をお話したいと思います。知っておくと、今後、BBQや牧場見学の際に、役に立つと思います。

こちらの記事の最後には、素敵なお知らせがありますので、最後までご覧ください!

BBQ(バーベキュー)について~日米で比較

BBQのプロから見て、出来上がるタイミングがあり、出来たらすぐに食べる。それが絶妙でした。
まるで、握りたての寿司を、一番おいしい状態で、そのまま手のひらに渡される感じです。

こんな感じでマイクさんに焼いていただきました。これは実際、チキンを焼く際の写真
*このチキンは味付けなど、何時間も時間をかけているもの。

  
フタをし、しばらくスモークさせ、ジュウジュウ焼き出来上がり!

左上から順番に、1、ソーセージ 2、ポークショルダー 3、チキン 4、ブリスケット 5、ポークリブです。 TXでは、特に、この4のブリスケットという肉が有名です。TXへお越しの際はブリスケットを味わってみてください。

    

私は、テキサス(ヒューストン、オースチン、サンアントニオ、ダラス)のいたるBBQ店に行きましたが、それらのお店と同等、またはそれ以上に美味しかったです。

マイクさん特製サラダ、そして全5種類の肉を食べ終わり、もう、1歩も動けない、それくらいお腹パンパンという感じです。笑
とても食べきれないくらいの量でおもてなししていただけました。

テキサスBBQの流儀

実際に、ピットマスター(*後述)のマイクさんが焼いて頂き、ゲストである私が食べるという感じでした。
そして、本場のBBQを食べている際、「BBQの流儀について」色々教えていただけました。

高級レストランに行くと、ナイフやフォーク、ワインのテイスティングなど様々なマナーがあるように、世の中、社会でも、家庭でも、各分野にはルールやマナーがあるものです。

そこで、本場、テキサスBBQについてのマナーについて教わることが出来ました。

まず、私は、【アメリカ本場のBBQ(バーベキュー)】
【日本で、バーベキューと言われている、いわゆる焼肉】とは根本的に違うという事を知りました。

この点は、自分を含め、多くの人が気づいていないのかと個人的に感じました。BBQに関して正解があるのか無いとかの論点はさておき、日米で比較すると、各国で認識のズレがあるということです。

◆日本のBBQのイメージ 日本のは、まさに焼肉です。

→週末に、景色の良い土手や河原などで、鉄板や網を使い、まずは、野菜を炒め、それから豚肉、牛肉、子供が好きなソーセージ、お餅、シイタケ 他、など、絞めには焼きそばでしょうか。。。たまに、海鮮ものである、イカやホタテなど。

私もこの様に考えていました。

最初は、鍋奉行ならぬ、焼肉奉行みたいな人が肉や野菜を焼きますが、その後、みんなワイワイ、それぞれが好きなものを焼きますよね。

好きなものを選んで、鉄板に並べ、好きな焼き加減で箸で皿に取り、好きなタレをつけて食べる!!!これが日本式BBQですよね。いま思うと、野外での焼肉という感じですね。

しかし、

まず、本場アメリカのBBQにおいては、こんな感じです。
全然違いますよね。これがまさに、「バーベキュー」です。

あと、覚えておいて頂きたいのが、
今回の私の様なゲスト(お客側)はグリルやスモーカーに直接手を伸ばさない様です。(笑)

本物のバーベキューでは、ピットマスターがグリルやスモーカーで調理したのち、火から下し、
調理をして参加者に食べてもらうのです。

つまり、「もてなす側」「もてなされる側」がいるというのが正にパーティー文化なのです。
マナーが存在しているのです。ハッキリ役割を分ける。

そして食事を楽しみつつ、参加者全員とコミュニケーションをとりながら有意義な時間を過ごす。

人が集まれば会話も生まれ、つながりも深くなる。
遊び心が楽しめる。そして新しい出会いがある。

日本では、比較的、ただひたすら、差しつ差されつで飲み自分で焼きながら食べ、いつもの同じ仲間達だからということで、あまり会話も無く満腹になったら「お開き(終わり)」の日本の焼肉スタイルとはいかに違うことか??を感じました。

*日米、どちらが良いと言うものではなく、お伝えしたかったのは、日米でのBBQには文化の違いがあるということです。

あと、もう一点大きな違いがあります。

アメリカのBBQは大きな肉の塊をスモークをかけながら長時間低温で豪快に焼くのです。
アメリカのホームデポセンターに行くと、あるこういった機械で焼きます。

BBQ smoker バーベキュースモーカー

基本、日本でBBQをする時の肉は薄めで、すでに一口サイズに切ってある肉を鉄板で焼きますよね。(たまにステーキの様な分厚い肉もありますが。)

割と、すぐ焼いて、すぐ食べるという、どちらかというと、「せっかち??」の人がこのアメリカスタイルのBBQを知る(文化として)のはまだまだ時間がかかると思いました。(笑)

マイクさんは勿論ピットマスターとして全ての肉を焼いてくれるため、お客であるゲストが焼く事はありません。

そしてサーブ方法(もてなし方)は3つに分けていると言っていました。
こちら、とても興味深い内容です。

(1) 「もてなされる側」が暫く滞在する場合-10時間くらいかけて
来客の目の前で大きな肉塊を焼き、本場本物のバーベキューが何たるかを楽しみ味わってもらいます。

(2) 「もてなされる側」が30-40人などの大人数の時や日帰りゲストの場合は、
大きな肉塊は前日とか事前に焼き、サーブするまで保温。時間との兼ね合いもあり色々焼いた肉を同時に食べてもらいます。

(3) 「もてなされる側」が、今回の私の様に1-2泊され時間的余裕がある時は和の心を取り入れて、懐石料理の様にあるいは江戸前握り寿司の様に一品一品説明の上サーブし味わってもらうようです!

この様に、主に3パターンがあるようです。

そのため、マイクさんも牧場に来られる人(予約のお客さん)の状況に合わせて、どの方法がベストなのか準備をされるのでしょうね。

この様なBBQの作法というか、本場のBBQのスタイルをご覧になって、どうでしたでしょうか?

私は知らないことばかりで、今回初めてテキサスBBQの作法を知りました。

今後、テキサスがメディアやインターネットで注目される日がそう遠くなさそうなので、
テキサスBBQが日本でもアメリカ全米でもさらに注目を浴びる時が来ると思います。

その時、是非、今回の内容を思い出してみてください。

マイクさんのお家で一泊

夜のBBQが終わった後は、

マイクさんが貸してくれた部屋に戻り、
BBQのマナーを思い出しながら、布団で横になっていました。

この牧場の周辺にはさすがに、ホテルもAirbnb(民泊)など施設がありません。
そこで、有料ですが、マイクさんの邸宅で宿泊出来ます。

 *BBQの道具や設備を入れて移動する大きなトレーラーなどがありました。

◆ツアーや宿泊などの詳細はマイクさんの牧場へお問い合わせください。
MJM牧場のホームページ→ https://www.mjmranchusa.com/

恐らく、日本BBQ協会の方たちや、日本からBBQを味わいに来られた人、アメリカのいたるところから来られた人向けに、マイクさんのお宅の中に部屋が沢山あり、宿泊施設がありました。

マイクさんの家には、沢山の部屋やベッドがあり、屋根裏部屋や、使っていないお部屋、自分は、いまどこを歩いているのか分からず、私は少し道に迷いました。笑

部屋によっては2段ベッドも、洗面所・トイレ・お風呂、さらにWifiが完備されており、沢山のアンティークに囲まれながら、とても快適で、あれやこれやであっという間に1日目が過ぎ、今回は、マイクさんのお宅で1泊させていただきました。

翌朝、

牧場にやってきた小鳥の鳴き声でさわやかに目が覚め、朝8時に起きると、鳥のカージナルスの鳴き声がし(実際の写真)

マイクさんが朝食を作ってくれていました。こんな感じです。

アメリカの朝食という感じですね。ホームメイドスタイルです。

こういった雰囲気の中で、空気が美味しく、牧場という場所での食事は非常に新鮮です。
そうそう、人生で体験できるものではありません。

朝食後は、牧場にいる牛たちを見に、許可をもらい柵をよじ登り、
牛や馬、ロバ、ロングホーンなどの動物をまじかで見ました。

マイクさんの牧場で生きている動物は放し飼いで、
つまり「放牧スタイル」です。

広い牧場の敷地に動物が逃げ出さないよう柵があるので、

動物たちはその柵の中での生活ですが、
牧場は広すぎて、柵があるのかないのかすら分かりません。

放牧なので、動物たちが自由に回れるのです。
動物たちは、走りたいときには、思いっきり走り回れることも出来るし、

お腹すいたときには、好きな草を食べても良いし、
寝たい時にはどこで寝ても良いし、

好きでない動物と接したくないときは、離れても良いし、笑

とにかく動物にとってみたら自由です。
自由というのはある意味難しいこともありますが、
それなりに、動物たちがまとまって集団行動をしています。

ごくたまに、牧場内にコヨーテやハゲタカの様な脅威の動物が
入って来るようですが、集団の動物たちでなんとか撃退して解決するようです。

そういった、外部からのよそ者から身を守るためにも、
様々な動物がまとまって行動をしているのでしょうね。

ところで、私が威嚇されているのか?歓迎されているのか分かりませんが、
動物たちで私を見て「モー」と鳴いてきました。

恐らく、部外者としての威嚇でしょう。笑

朝の日が強いときだったので、動物は、決まって同じスタイルで
大きな木の木陰に休んでいました。みんなで移動しているので、
動物の行動は固まっているのですが、それぞれが好きな事をしていました。

大きな体を横にして、脚をたたんで休んでいる牛、
ひたすら生えている草を食べる牛、
しっぽをパンパンしながら威嚇している牛、
親子で遊んでいる動物 など

団体で行動を共にしています。

牧場の動物たちの驚くべき習性

マイクさんから聞いた話なのですが、

まず、牛たちは、草を食べることが仕事だそうです。

しかし、
「これだけ広い牧場でも、動物たちみんなで草をずっと食べているので牧場の草がなくならないんですか?」と聞いたところ、

マイクさんから、非常に面白いことを聞きました。

牧場は自然界です。非常に良くできています。

牛たちは、草をほぼ一年中食べられるように、時期ごとに食べる場所を変えて移動しているようです。例えば、大きな牧場を4面に分けるとします。A、B、C、Dとします。

いまの時期は、草が沢山生えているAエリアに動物たちが行き、そこでムシャムシャひたすら食べます。
そのエリアの草が少なくなってきたら、次に、生えているBエリアに移動します。そして、またムシャムシャひたすら食べます。
そのエリアの草が少なくなってきたら、次にCエリアに移動、、、、Dエリアに移動という感じです。

CやDエリアで食べている時期に、AやBエリアの草が成長するまで手を付けないようです。

つまり、A→B→C→D→・・・・・と時期ごとタイミングをうまくずらしながら生活し、移動すれば、自然と、草に困らない様になるとのことです。

この繰り返しで、自然の摂理を使って食糧である草を毎年確保しているのです。

冬場とか日照時間が短い時は、グルグル巻かれたストックされている草を与えて、なんとか冬を越すみたいです。
「ロール」と言うようで、草の無い時はこれを与えます。

そういう体制だと、敷地内の動物たち全員がWIN‐WINになれて平和ですね。

一方、
人間様の世界で特に拝金主義の方だと、使っていない草のエリアを一部の人で刈りとってしまうかもしれません。独り占めの世界というか、富を独占するんだろうなと。。。

牧場にいる動物たちを見て、つい人間と比較してしまった。
その点、動物たちの行動には癒されますな。

ところで、
あと、牛の数と牧場の広さに関する情報も知れました。

例えば、牛10頭に対して、牧場の敷地がこれくらい必要という目安があるようです。
放牧の場合は、エサである草の量にもよるのです。

狭い牧場の中に沢山入れても、エサが無くなってしまうので、ある程度、牛の数と敷地の広さなどの目安のようなものを使って調整しないと牧場経営は長い間はやっていけないでしょうね。


牛たちと直接のふれあいはしていませんが様子を見て、時間がそろそろ来たので、荷物の整理を部屋でし始めました。

そして、帰りに昼食のラザニアを頂き、部屋に飾ってある、いままでこちらに来られた方、多くの方からのお土産や、メッセージ、写真、アルバム、千羽鶴、置物、オブジェなど物凄く置いてあり、目にします。

多くの人に慕われているんだなと感じ、目の前のアツアツのラザニアを頂きました。

その後、車に、トランクなどを運び出そうとしたら、犬のトラが、私が帰るのを察知したのか、すぐ近くに寄ってきて、離しません。そこで、リビングに入って、トラをおびき寄せて、さっと扉を閉めて、荷物を車へ運び出そうとしました。

扉を閉めたので、もう、しばらく、トラはこっちにこれないだろうと思ったら、リビングの階段を通って、1階から2階に上り、2階の通路を渡り、1階に降りてきて別のルートでやってきたのです。

自分が部屋から荷物を運び出したり、服を変えると、トラもお別れを察知したのか、外に出るのを阻止してきます。動物は飼っていませんが、そういうった感覚は、動物は分かるものなのですね。なんとか、阻止して、マイクさんにお別れをし、家を出ることが出来ました。

そして、しばしのお別れです。

帰りがけに、マイクさんから、「牧場に興味がある人がいたらWELLCOMEです!是非ここに遊びに来てください!」とおっしゃってくれました。

私も、またダラスに立ち寄った際には、お邪魔させて頂こうと思います。

ダラスから車で1~2時間で行けるので、とてもアクセスが良く、時間が無い方でも日帰りで行けますので、是非、ダラスに数日おられるかたは、マイクさんの牧場に行き、普段味わえないことをしてみてはいかがでしょうか?

最後に

NYのマンハッタンやドバイ、その他国でお金を沢山稼いだ方が、リゾートホテルやマンション、豪華なクルーザーなど買ってキラキラした生活をする人も多いですが、視点や発想を変えて、マイクさんの様に、広大な敷地を所有する醍醐味は良いなと思いました。地球の一部を持っている感覚になれるようです。

私は、マイクさんの所にお邪魔させてもらって、大変良かったと感じています。

言葉や文字では表せられないですが、牧場という場所を体感することが出来ました。
是非、牧場やマイクさんについて興味がある方は是非牧場へ行かれてみてください!

マイク大谷さんの牧場に関してはこちらです。
興味のある方は直接お問い合わせしてみてください。

【MJM牧場】について
◆住所:7581 State Hwy 24 North、Commerce, Texas 75428
◆電話番号: 1-903-453-1922 (携帯)
◆サイト: https://www.mjmranchusa.com
◆Eメール:mjmranch777@gmail.com

MJM牧場

 牧場へは、このゲートをくぐります!

以上。

すみません、今回も
どうも長くなってしまいました。

今回は、ジャパニーズカウボーイのマイクさんについて前半、後半と完結の予定でした。。。。

が、、、

私がマイクさんに「北ダラス」についてさらに、教えて欲しいとリクエストを出させて頂いたところ、北ダラスについての成長具合について興味深い情報を教えて頂くことが出来ました。

個人的ですが、私にとっては、知りたかった情報です。
北ダラスの土地柄というか、どういう経緯で北ダラスが発展したかという

Google先生でも決して教えてくれないリアルな情報です。
そういった地場に長い間、住まれていた方の意見は非常にためになります。

なにせ、普通なら情報が入らないからです。
まして、日本にいたら絶対に知り得ないものです。

もちろん、本屋さんに行っても、売っていません。

そこで、次回、追加編「北ダラス成長の経緯と将来」
についてお伝えしたいと思います!私の方でも書かせて頂きましたのでご参考までにどうぞ!→こちら

特に、北ダラスや不動産投資やアメリカに興味がある方は、是非ご覧ください!

15年前から北ダラスに住んでいたマイクさんが語る北ダラスの昔とこれからの成長について、特別に書いてていただきました。その内容を次回、プレナビをご覧の方だけに特別にお伝えさせて頂こうと思います。是非、ご覧ください!

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