2018年9月20日ー
アメリカのテキサス州プレイノ市で
凄いことが起きました!!!!
それは、
157年に一度の引っ越しです。
動画は3つありまして、
まずは、こちらの動画をご覧ください!
【動画1】ローカルニュースCBSより (音が出ます。ご注意ください!)
<CBSローカルニュース動画より引用>
ちなみに、家の名称は、
コリンウッドハウスと言います。
1861年築のプレイノで最も古い一軒家をまるっと
引越しする動画ですが、あとで、別のアングルからもご覧ください!
アメリカのとある町からの衝撃的な動画。
気になる、この場所ですが、
テキサス州ダラスにあるプレイノ市にあります。
ご存知ない方もおられると思うので、
簡単にご説明しますと、
プレイノという市は、、
あのトヨタ、アメリカ本社がある場所です。
アメリカ・トヨタは1年前くらいにLAからプレイノへ引っ越してきました。この市の人口は、
中規模な29万人都市で、目黒区と同じくらいの人口。大都市ダラスから車で北上して20分くらいのところにあります。
アメリカの全体図↓
そのダラスの北にあるプレイノ市の場所はこちらになります。赤枠の中↓
現地の人はご存知かもしれませんが、
まだ見たことない人にとっては、非常にビックリする映像だと思います。
こちらの動画は先ほどとは別のアングルからです。
【動画2】ここから引越しスタート(無音)
特に、2:36~のところなんてスゴイ <Plano Magazine動画より引用>
【動画3】別のカメラにて (音が出ます。ご注意ください!)
<City of Plano動画より引用>
どうでしたか?
交差点なんて、キワキワで、
ガードレールや柵もスレスレ、ハラハラものです。
この動いている家は、
1861年に建てられまして、
プレイノで最も古い家とされています。
貴重な歴史的建造物を保存するため、
壊すか、解体して別の場所に移して修復するか、
所有者と市による交渉を続け、市が最大の努力に応えた家です。
正面から見た写真です。↓
プレイノに、どこにでもありそうな、広めの一軒家です。
ちなみに、
1873年、プレイノが市となった
当時の人口はわずかに500人あまりでした。
現在のプレイノの人口は2019年では約290,000人。
市の人口は、
145年間かけて人口が約580倍に増えたのです。
この家は、
プレイノという「市」が出来るよりも古い家なのです。
そのため、ある意味、プレイノ市で一番古い家です。
この家の近隣は、「コリンウッドファーム」という農場でした。
Googleアースで上空から見るとこんな感じです。
ここを移動させて、この付近に新しい広い公園が出来るようです。
引用:googleearth
まとめますと、
【歴史】
1861年:コリンウッドハウス、家が建てられる。
1873年:プレイノ「市」が出来る。(当時:人口500人あまり)この時点で市で一番古い家になる!
2018年9月:(今回)家の引っ越し
将来:コリンウッドファームの跡地にプレイノ市の公園に生まれ変わる。
引越し方法は?
大型トレーラーやジャッキ、その他大型機械を使って、
家まるごとの引っ越しです。大型トラック2台で牽引しています。
アメリカではたまーにNEWSになるかもしれませんが、
日本では99%考えられません。
まるで、テレビ東京のありえへん世界に
出てきそうな映像です。
そこで、
今回の大きなポイントは、
個人的に、3点あると思いました。
【ポイント1】:アメリカで築157年の家でも丈夫であること。
テキサスで157年前に建てられた一軒家ですが、
引越し出来るくらい頑丈ですね。
日本では、まず躯体が痛み、
ボロボロで廃墟になり、建物の価値0です。
しかし、アメリカでは新築よりも、築古であっても
価値は高くなります。ご存知でしたか?
日本では法定耐用年数22年を過ぎれば価値0です。
しかし、アメリカでは価値が高まるのです。
そもそも、家の耐久性というか、
気候が良いのかこのデータ上では、
アメリカは日本の3倍は長持ちします。
これを見る限り、
プレイノ市の建物は丈夫!!!
もちろん、当時の建築材料や
施工業者次第ではありますが、
基本的に、プレイノで157年経っても、
家が丈夫だと分かりました。
もちろん、随時、修理はしていると思いますが、
この市に住んでいる方は安心できますね。
ということは、今、築30年でも、50年であっても
まだまだ家は丈夫だということにもなりますね。
不動産管理のコツである、
チョコチョコ修繕していれば、
躯体さえ問題なければ、築100年でもまず問題ないと思います。
この1861年(築157年)の古い家で、一応、
相当長持ちするということを実証されました。
【ポイント2】:ある意味、プレイノ市は、スゴイ市である。
家まるごとの引っ越し
こんなこと、普通ならあり得ません。
まあ、こんな引越しは超超超例外ですので、
一般的ではありませんが、
引越しOKする行政も凄いですね。
市はこの家のところに公園を作ろうとし、
この家の所有者に立ち退き要請をしたと思います。
解体を検討したのでしょう。
まず、プレイノ市はこの広場を公園に変えるために
2009年にこの家の付近の農場であるコリンウッド農場を購入しました。
しかし、プレイノ市も公園の開発のため、
この古い家の解体を検討したようです。
しかし、
この家の所有者は解体を反対したため、
そこで、市と所有者が協力して、
では、お互い、どうすれば良いか???
結果、
家だけを引っ越すということになったのです。
(詳細は分かりませんが、多くの方の投稿記事を見る限り。)
この件は、
任期中のプレイノの
ハリー市長もご存知だと思います。
・ハリーさんについては→ ここをクリック
そういう規格外のこともやってしまうとは
面白い話ですね。
というか、何度も言いますが、普通は、
行政がこんな大移動の許可をしないでしょう。
カリフォルニアのロサンゼルスなど
の都市では交通渋滞でまず無理で、住民からのクレーム、その他
規則で、絶対に実現できないでしょうね。
しかし、プレイノでは実現しました。
そして、動画を見ていて、道路がとにかく広いですね。
ちなみに、プレイノは車を走りやすい街ランキングでも
全米でトップに入ります。碁盤目の様に縦横がハッキリしています。
もし、アメリカに家を買われ、
「家自体」は良いのに、
ロケーションを買えたい人のために
なんと、今回の様なトレーラーで家を運ぶ専門業者(引越し業者)があるんです。
アメリカ、というか、広大なテキサス、、、
ケタが違いますね。
【ポイント3】:アメリカに、家の引っ越しや土台修理 専門業者があった!
今回の様に、
家をまるごとロケーション(場所)を変える人は
ほとんどいないと思いますが、
もし、家の基礎部分(土台)を治したい方
にはベターな内容かもしれません。
ダラスは土台が歪んでいるエリアもあるようで、
そういう家ではドアが閉まりにくいことや、
家の表面を覆っているレンガにひび(クラッキング)が入っている
ことがたまにあるようです。
引越しのみならず、土台(fundation)の修繕。
その仕事も請け負っているようです。
現実的に、この会社は、
こういった土台の復旧の仕事がメインかもしれませんね。
もし、北ダラスで家の土台を根本的に直したい、
深刻に悩んでいる方は
とりあえず、連絡してみる価値はあるのかもしれません。
ダラスにある業者は、こちらです。
◆ダラスの土台修繕(専門業者)
Foundation Repair Dallas North Texas
『McMillan Movers』社
→ http://www.mcmillanmovers.com/index.html
おまけ)アメリカ東海岸には、こういった規格外の引越し会社もある!!!
ちなみに、東海岸はこちら。
電車の線路を使っての引越しや扱う規模がハンパないです。
まさに、規格外としか言えません。笑
な、な、なんと、、、、、
教会や大型ホテルなども引っ越しさせます。
↑家を引っこ抜いてる?? ↑もう、ここまで来ると、おもちゃみたい。
↑ビーチのお家も移動 ↑道路が寸断されています。笑
↑これはホテルです。 ↑こんなデカいお屋敷も引越し対象です
↑教会も運んじゃいます。
これがこの会社の過去の実績です。
「Wolf HOUSE&BUILDING MOVERS」
→ https://www.wolfehousebuildingmovers.com/project/
こういう専門業者がいることにビックリです!
アメリカには、こういう人たちや会社があるなんて規格外すぎますね。
プレイノで、一番古い家の引っ越しの
映像もかなり迫力があったのではないでしょうか?
世界を見渡してみると、
世の中には面白いことが沢山ありますね。
日本だけの情報では、
世界のことは知れません。
母国を飛び出してみると色んな発見や気づきが出てきます。
では、また!
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